資産運用ガイド

確定拠出年金、ideco、投資信託、資産運用のアドバイザー

長期の資産運用ではニュースを見ない

time 2017/08/18

このコラムは昨年のイギリスのEU離脱の時期の記事を引用していますが、記事や予想コメントをしている専門家、と言われる人を誹謗するものではなく、長期投資で高い確率で成果を得るための心構えについて書いたものであることをご理解の上、お読みください。

資産運用では、一般に経済やマーケットの状況を分析し、良い投資対象を選び、良いタイミングで投資をすることが大切だ、と考えられています。

比較的短期で、マーケットの変動を狙うのであれば、マーケット動向やニュースに敏感になっていなければならないでしょう。一方、長期投資でそれらはほとんど役に立たない、と言っても過言ではありません。

去年の夏から秋にかけては、6月にイギリスのEU離脱、11月にアメリカ大統領選挙を控え、マーケット動向に関するコメントやニュースは弱気のトーンが多かったようです。

ダイヤモンド ZAI

2016年7月10日の日本経済新聞です。いかにも値下がりしそうな見出しですね。

以下の専門家のコメントが掲載されています。
年内(2016年)の日経平均は、15,250円~17,250円
為替(ドル円)は、98円~103円

その後の値動き
日経平均

為替(ドル円)

それぞれの2016年末の終値
日経平均:19114.37円
為替(ドル円):112.84円

勿論数あるコメントの中には、「当たった」専門家もいたと思いますが、とても残念なことにその数は多くなかったのではないでしょうか。また、「当たった」専門家が次回の予想でも「当たる」かどうかは全くわかりません。

マーケット動きを予想をせずに何故資産が殖えるのか不思議に感じる方もいるかもしれませんが、そこが理解できるかどうかが長期投資で成果を得ることができるかどうかのカギだと思います。

資産運用が報われる理由とは