法人の使命(ミッション)

非営利法人の使命(ミッション)は、その事業の遂行を通じて公益サービスを世の中に提供し続けることです。

これこそが、法人が設立され、存在している理由です。例えば、財団・社団法人であれば助成や社会啓蒙活動、学校法人では教育・研究活動、医療法人であれば医療活動、その他の非営利法人も社会に対する公益サービスの提供者であると言えます。

 

資金運用管理の使命(ミッション)

そして、法人が取得、保有する預貯金・有価証券等の資金は、
このような経営の使命(ミッション)の遂行の為の資金であり、現在から将来にわたる経営使途に備えて適切に運用管理されるべきものです。

 

適合性の説明(アカウンタビリティー)

ゆえに、資金とその運用の管理者に対してはその説明責任が求められるのです。つまり、現在あるいは将来の事業遂行をどのように助ける資金運用管理なのかについて、資金運用担当者は勿論のこと、役員もリーダーとしての基本的な説明ができる必要があります。

 

リスクマネジメント

法人経営そのものがリスク(不確実性)を伴うものであるのと同様、いかなる資金運用管理においてもリスクを完全に排除することは不可能です。
 
必ず何らかのリスク(不確実性)が伴う以上、資金運用のリスクマネジメントの要諦とは、「事業遂行」という目的のためには「どのような種類のリスクなら許容できるか」また「そのリスク量はどの程度許容できるのか」について、事前に意思決定し継続的に評価してゆくプロセスに他なりません。
 
つまり、事業遂行に支障をきたすような、あるいは説明責任が果たせなくなるような想定外の損失を極力回避することに集約されます。

 

運用管理基本方針書(ポリシー・ステートメント)

現在あるいは将来の事業遂行をどのように助ける資金運用管理なのか。その為に、どのような種類のリスクを、そこまで許容するのかについて、事前に意思決定し継続評価するプロセスを記した文書が運用管理基本方針書(ポリシー・ステートメント)です。
 
それは、運用手続き、運用対象とその信用格付けという表面的なリスク管理に留まらず、法人としての理念から始まり、具体的な運用目標やリスク許容目標とそれを具現化する現実的な運用管理の施策にまで踏み込んで明記されるものです。
 
”公金“の運用管理においての説明責任を考慮した場合にも、運用管理基本方針書(ポリシー・ステートメント)の整備はガバナンスに不可欠になってきています。

 

コンサルタントの役割

非営利法人に対する資金運用管理コンサルティングとは、
経営(法人が向かおうとする方向)に常に適合するように、中立的な立場からサポートを行うことに他なりません。